詩集:著 岩倉義人

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「アザミの夜」

明け方にベッドの中で目をつぶると
かすかなアザミの影

それはまぶたの中のかすかな
血管の影
緑の、そして生きている間だけ
脈打っている

私はそれを見て飛び起きると、
コーヒーカップの中に
冷え切ったミルクを
たっぷりと流し込み
湖の代わりにした

そこに浮かべる花びらは
私から出た一滴の唾液

ミルクの表面を
鏡のように磨いて
それに私のXXXを映してみたい

それは今の私以上に暖かいはずだ

アザミの夜
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