詩集:著 岩倉義人

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「アザミと鉄砲」

アザミのトゲでできた鉄砲を胸に抱き
明るさの遮られた部屋の中で
赤銅色の魂とうつろなダンスをし、
分厚いガラスをはめ込まれたTVの中に
切り取られた地球のかけらを見つけ
ただ、
うれしくて、
私は
まめつぶのように、
自分の鼻糞をほじっていましたとさ。

それから、
ピンク色の錠剤を三粒ほど
鉄砲につめ、
TVに映し出された
青く凍りついた太陽を
眠らせるためだけに
私は呼吸をしておりました。

吸うことは殺すことで
吐くことは暖めること

吸うことは見つめることで
吐くことは疲れること

私はついに、
私自身が・・・
溶けているのを
牛乳瓶の中に
発見し、
それを
きれいに
飲み干して
しまいましたとさ。

アザミと鉄砲
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